「より善く生きる哲学の学校」は、人権やケアにかかわる・興味があるひとの「自由で、幸せを感じられる暮らし」を取り巻く、「人権とケアの哲学の原理」の学び場です。
眞山舎・代表の土屋一登が、南カリフォルニア大学在学中に政治学での学びやアメリカでの生活を通じて、人間の自由と幸せを実現するために最も大切な概念としての「人権(ヒューマンライツ)」を知りました。
帰国後、インターンや職員として国際人権NGOや、教育系NPOにも関わり、現在は、主に東京都国立市で活動するローカルNPOの代表をしています。
土屋自身が、双極性障害(躁うつ病)であることがきっかけで、「生きづらさ」を抱える市民が、「生きやすいまち」をつくる取り組みを推進しており、文部科学省令和5年、6年「学校卒業後における障害者の学びの支援推進事業」を受託し、「リカバリーの学校@くにたち」というプロジェクトも主催しています。
これまでの人生で、多くの「生きづらさ」を抱える方や、何らかの立場で人権・ケアなど人を支える、助ける方々と出会ってきました。そして、その多くの方が、「人権」という言葉を「ちからのあるものが、ちからのないものを助ける」、「社会的弱者を支援する・援助する」という文脈で理解されていることを知りました。
問題は、そのような考え方の根っこにある原理が、社会的弱者の「救済」や「擁護」としての「人権」という、偏った原理にもとづいていることです。そのような人権原理の理解だけだと、「わたしの自由・幸せ」を実現することがむずかしくなってしまいます。なぜなら、どんなに「わたしの自由」や「わたしの幸せ」を意識しても、根っこには「他者のため」という原理があり、気がついたときには自己犠牲的な言動にゆりもどってしまうからです。
だからこそ、制度や法律、事業、仕事上のスキルなど現実的な方法論ではなく、「人権」や「ケア」の原理に目を向ける場をつくりたいと思い、「より善く生きる哲学の学校 -「わたしの幸せ」と「よい社会」がつながる「人権」と「ケア」の原理を学ぶ -」の開校を決めました。
この学校では、「わたし」の視点から「人権」や「ケア」という言葉に向き合い、「なぜ人権の根拠は「人間の尊厳」だけではないのか」「ケアし合う社会とはなんなのか」ということを、根っこの哲学原理から、学びなおしていく試みです。そして、「わたしの幸せ」と「よい社会」がつながるような、学びの機会になればと願っています。
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